離婚問題・交通事故・企業法務(顧問契約等)に強い、札幌とくみつ法律事務所


解決事例

逮捕・勾留された後、起訴となったが、速やかに保釈され、執行猶予がついたケース


相談者は、息子が逮捕されたとのことで当事務所にご相談に来られた方でした。逮捕直後なので家族も面会することができず、弁護士への相談に至りました。

当事務所の弁護士は相談者からの依頼を受けて速やかに警察署へ赴きました。弁護士が本人から話を聞いたところ、帰宅途中の女性に対して強制わいせつ行為を複数回行った罪により逮捕されたとのことでした。

※守秘義務の関係上、適宜実際の事例を修正しております。


解決の流れ

逮捕直後にご依頼頂けたことから、弁護士が早期に被害者との示談に向けて準備を進めることができました。

被害者の処罰感情が厳しく、示談成立には至りませんでしたが、弁護士が繰り返し交渉を行った結果、一定額の損害賠償を行うことができました。

行為態様の悪質性などから、起訴されることとなりましたが、事前に保釈請求の準備をできていたため、起訴後速やかに保釈されることとなりました。

本人は会社員であり、一定期間欠勤することとなりましたが、保釈後、職場に復帰することができました。

その後の公判では、検察官から行為態様の悪質性などを厳しく追及されましたが、一定額の損害賠償を行なったことや母親が情状証人となっていることなどを評価され、執行猶予付きの判決が下されました。

弁護士のコメント

性犯罪にかかわらずですが、被害者の処罰感情が厳しく、示談が困難というケースはあります。

しかし、その場合も弁護士を通じてきっちりと謝罪や損害賠償の申し出を行うことが大切です。

もっとも、特に逮捕勾留されている身柄事件の場合、このような対応をすることのできる期間は限られているため、まずはすぐに弁護士に相談することが重要です。

また、起訴後の保釈請求の手続きについても、保釈金や身元引受けなどの準備が必要になるため、早期の段階から弁護士に保釈請求の準備を依頼することが重要になります。