相談者が弁護士に相談したのは、相談者の夫が家を出る形で別居が始まって約2年が過ぎた頃でした。
相談者の夫は家庭を顧みずに女性関係を持ち、相談者に暴力を振るうなどしていましたが、ついには自宅に帰らなくなりました。
夫婦間に子どもはいませんでしたが、相談者は派遣社員であり、今後の生活に経済的な不安を大きく抱えていました。
他方で、相談者としては、早く離婚を成立させて夫との縁を切りたいという想いも強く、財産分与などについて厳密な請求ができなくとも構わないという意向でした。
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