交通事故で怪我をしたときは弁護士への相談を選択肢に入れよう
交通事故が起きた場合、まず警察に届け出て、救急車を呼び、その後保険会社や保険代理店へ連絡するということが一般的であると思います。
その後、被害者は、加害者側の保険会社の担当者とやりとりをすることになります。
それでは、このようなやりとりをする中で、弁護士に相談する被害者の方はどのくらいいるでしょうか。
加害者側は、保険会社が示談代行で対応します。
しかし、被害者側は、自分で加害者側の保険会社とやりとりをしなければなりません。
被害者が家族や友人に相談するということはよくあると思いますが、弁護士への相談を選択する方は少ないかもしれません。
しかしながら、交通事故で怪我を負った場合や、さらには後遺症まで残るような大怪我であった場合、損害賠償金は大きな問題となります。
法律の専門家であり、代理人として保険会社と交渉することができる弁護士への相談を必ず検討しましょう。
弁護士に相談するときの北海道特有の問題
いざ弁護士へ相談しようという時、札幌市内にお住まいであれば、近くに法律事務所はたくさんあると思います。
しかしながら、北海道内で都市部から離れた場所に住んでいる方は、近くの法律事務所を探すことはなかなか難しいかもしれません。
交通事故で大きな怪我をし、遠出をすることが困難な状態であれば、遠方の法律事務所へ赴くことは大変な苦労になってしまいます。
「北海道はでっかいどう」などという言葉もありますが、北海道はとても広いため、移動距離が長いという北海道特有の問題が、弁護士へ相談する上で支障となってしまいます。
当事務所では、北海道内全域へ弁護士による出張相談に対応いたします。
交通費のご負担は頂きますが、後遺障害等級の認定を受けている場合など、出張日当や相談料を無料とさせて頂ける場合がございますので、まずはお気軽に当事務所までお問い合わせください。
また、後述の弁護士費用特約により、弁護士の出張相談について、出張日当や交通費の全てを保険で賄えることもあります。
弁護士費用特約の確認は必須
交通事故の被害に遭った場合、必ずご確認頂きたいのが「弁護士費用特約」の適用が無いかどうかです。
弁護士費用特約とは、交通事故の被害に遭った時、弁護士に相談する際に発生した法律相談費用や、弁護士に示談交渉や訴訟を依頼する際に発生した弁護士費用を保険会社が補償してくれるという内容の、自動車保険の特約です。
前述の出張日当や交通費についても保険会社が負担してくれます。
弁護士費用特約を利用することにより、ほとんどのケースにおいて弁護士費用を自己負担しなくても済むことになります。
また、弁護士費用特約を利用しても、自動車保険の保険料が上がってしまうということもありません(もっとも、保険の約款内容は様々ですので、念のため、保険会社や保険代理店にご確認ください)。
弁護士費用特約について見落としがちなのは、自分が入っている自動車保険以外でも、弁護士費用特約を利用できる場合があるという点です。
例えば、自分の自動車保険に弁護士費用特約が付いていなくとも、同居している親族の自動車保険に付いている弁護士費用特約を利用できることがあります。
未婚の方の場合、親と同居していなくとも、実家に住む親の自動車保険に付いている弁護士費用特約を利用できるということもあります。
利用できる弁護士費用特約が無いかどうか、交通事故の被害に遭った時には必ず確認されることをお勧めします。
適切な解決をするための弁護士への依頼
弁護士に依頼するというと、「そこまで大ごとにしたくない」「クレームをつけるようで気が引ける」と考えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、弁護士への依頼は、適切な解決をするための手段であり、決して不当に揉めごとを起こす行為ではありません。
したがって、適切な解決を望んでおられるのであれば、堂々と弁護士に依頼すれば良いのです。
また、自分で保険会社の担当者と交渉をすることにより、精神的に疲弊してしまう方もたくさんいらっしゃいます。
交渉の窓口になってもらいたいという理由で弁護士に依頼しても良いのです。
「通院の打ち切りを言い渡されたけれども、後遺症が残りそうで不安だな」「賠償案の提示がされたけれども、このまま示談しても良いのだろうか」「保険会社とやりとりをするのが疲れた」などの悩みを抱えておられる皆様、当事務所の弁護士へどうぞお気軽にご相談ください。