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法律コラム

弁護士に離婚相談をするタイミング

2016年11月11日

弁護士に離婚相談をするタイミング

離婚問題について弁護士に相談する方は数多くいらっしゃいます。

しかし、いざ弁護士に離婚相談をしようと考えても、一体どういうタイミングで相談に行けばいいのか、よく分からないかもしれません。

以下、緊急度別に具体例を挙げながら、私の考える、弁護士のところへ離婚相談に行くべきタイミングをご説明します。

 

【緊急度低】念のため弁護士に相談をしても良いタイミング

「緊急度低」とは書きましたが、実はこのタイミングでご相談頂くのがとても重要なケースもあります。

風邪は引き始めの対応が大事と言いますが、離婚問題も早めの対応が大切なケースが多々あります。

①離婚の話が進んでいるが、離婚条件に疑問がある場合

当事者間で離婚に向けての話が進んでいるものの、養育費や財産分与などの離婚条件について疑問がある場合、念のため弁護士に相談すると良いでしょう。

離婚条件の内容だけでなく、公正証書の形式とするなど、形式面についても併せてご相談されることをお勧めします。

一度正式に取り決めた離婚条件は、後からは覆すことができないおそれが大きいです。

内容が妥当ではなかった、漏れがあったなど、後から気づいてもあとの祭りとなってしまいかねません。

これから離婚協議をしようと思うが、不安が大きい場合

これから離婚協議をしたいと考えるものの、配偶者の性格その他の事情などから揉める可能性が高い場合、予め弁護士に相談してもよいと思われます。

特に心配な点を弁護士に伝え、予め準備できることや対処すべきことについて確認しておくことをお勧めします。

すぐに弁護士に依頼する必要がなくとも、事前段階から継続的に弁護士に相談しておけば、いざという時にそのまま相談してきた弁護士に依頼できるので安心です。

配偶者の不貞が発覚した場合

配偶者の不貞が発覚した場合、どのように対処すればいいのか混乱してしまうかもしれません。 そのような場合、弁護士に一度相談することをお勧めします。 すぐに行動には移さなくとも、弁護士に継続的に相談するのは有効です。

 

【緊急度中】弁護士への相談をおすすめするタイミング

当事者間では離婚の話が進まない場合

配偶者が感情的になってしまうなど、当事者間ではどうにも離婚協議が進まない場合、弁護士への相談をお勧めします。

弁護士が入ることにより、進展のなかった離婚協議や離婚調停がスムーズに進んだというケースは多くあります。

配偶者や不倫相手に対して慰謝料を請求する場合

配偶者やその不倫相手に対して慰謝料を請求する場合、自分自身で対応することも考えられますが、できれば弁護士へ一度相談することをお勧めします。

弁護士に依頼するのが困難な場合は、最低限、継続的に請求内容や請求方法などについて弁護士に相談するのがよいでしょう。

 

【緊急度高】すぐに弁護士に相談した方がよいタイミング

配偶者に弁護士がついた場合

配偶者の代理人弁護士から通知が届くなど、配偶者に弁護士がついた場合、こちらもすぐに弁護士へ相談した方がよいでしょう。

弁護士を相手に交渉や調停を自分自身で行うことは、法的な面で不安になるだけでなく、精神的にも不安になってしまうことが多いです。

できればこちらも弁護士に相談の上、代理人となってもらうのがよいでしょう。

弁護士や裁判所からの手紙が届いた場合

弁護士から慰謝料請求の通知書が届いた場合や、裁判所から調停の申立書などが届いた場合、当事者間だけでの話し合いを行うことはもはやできませんので、弁護士への相談を行った方がよいでしょう。

特に訴訟にまで発展した場合、自分自身で対応するのは非常にリスキーです。

 

 

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弁護士によっては、離婚問題をあまり取り扱わないという弁護士もいますが、当事務所では離婚問題を重点分野として積極的に取り扱っております。

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